latexmxを使うときに出るplatex○○○○.flsをなんとかする

どうして

LaTeXで文書を作成するときいつもAtomを使っている。Ctrl+Alt+Bでplatexとdvipdfmxをまとめて行ってくれる上pdfビュー表示もしてくれるのでとてもありがたかった1ものの、ある時からtexファイルと同じディレクトリ内に謎のファイル"platex*.fls"が大量発生していた("*"には適当な4桁とか5桁の数字が入る)。どうやらそれはCtrl+Alt+Bを押すたびに発生するみたく、それらのファイルは自分の手で削除する必要があったので非常に五月蠅かった。

調べた

AtomではなくVSCodeのパッケージっぽいが、似たような症状が出ている人がいた。

github.com

これによると、謎のファイル発生の原因はlatexmx側にあるらしくパッケージとは関係ないらしい。ただ解決策は載っていた。

対処法

  1. AtomのパッケージLatexの設定画面を開き"Enable Shell Escape"にチェックを入れる
  2. 適当な箇所(特になければプリアンブル)に以下の記述を入れる
\input{|"rm platex*.fls"}

こうすると毎回のlatexmx実行時platex*.flsが自動的に消えてくれる。 ただし、この書き方だと先頭に"platex"、末尾に".fls"の付くファイルはごっそり消えてしまうのでもし何か残したいflsファイルがあるならば別ディレクトリに退避させる等する必要がある2。 また、Shell Escapeを有効にすると外部コマンドをファイル内の記述で実行できるようになるので取り扱いには要注意。

参考

tex2e.github.io


  1. 環境構築の仕方はいろいろなサイトで扱われているので今回は無視

  2. もっとも、必要になる機会は滅多にないだろうけど…